時計ベルト交換

母と伯父の住むマンハッタンに行ったとき。 母とここに来れるのは最後だろう。とわかっていたから、何か大きな買い物がしたかった。

ふと訪れたティファニー。 素敵な時計ね。と母が言ったから、ただそれだけでこれに決めた!と購入した。

本当に素敵な時計で、いろんな思いも詰まっていていつも身に着けていた。 ベルトが傷む度に黒いベルトに交換していた。

あれから12年たち、クラシカルな雰囲気は気に入っていたけど、出かけに時計をつけるとき 段々と手に取らなくなってしまった。 寂しさもあったが、気分じゃなかったのだ。

そんな時ベルト交換のお話をいただいた。 黒しか合わない、と決めつけていたので、好み関係なくゆだねて選んでいただいた。 とても素敵で、時計が生き生きといつもより光ってみえた。 生まれ変わった時計とは、今は毎日共に過ごしている。

なんだか気分も明るくなる。 もうそろそろ明るくなりなさい。と言われているようだ。 

石川町で横浜元町時計店をはじめて3年目。

運よくお客様に時計のエピソードを聞かせていただけるときがあります。 それぞれに色んな思いがあり。

できないこともあるけれど、思いがつまった時計を直したい、動かしたいという願いに 誠実に向き合いたいと改めて感じた。

こんな修理できるかな。とか、高級時計じゃないし、とか なーんにも気にすることはございません。 ブレスが切れた。。とかもご相談ください。